ジャガイモは初心者でも楽しく育てられる野菜!
寒冷地を除けば、春と秋の年2回、ジャガイモを育てることができるんですよ!
栽培期間は約3ヶ月で、手軽に収穫が楽しめます。
美味しいジャガイモを育てるためのポイントは「芽かき」と「土寄せ」。これで大きくて美味しいジャガイモが育ちますよ!
私のお気に入りの品種は「きたあかり」と「さんじゅうまる」。
煮崩れしにくい「メークイン」も栽培して、さまざまな料理に挑戦しています!
植え付け時期
ジャガイモは春植えと秋植えができるので、1年に2回も楽しめるんです!
春植えは暖地では2月中旬~3月下旬、中間地では2月下旬~4月上旬。
秋植えは暖地で9月上旬、中間地で8月下旬に植え付けます。
寒冷地では1年に1回の栽培で、植え付け時期は4月上旬~下旬です。
土づくり
ジャガイモを育てる前に、1ヶ月~3週間前に苦土石灰をまいておきます。
ジャガイモは酸性の土が大好き!だから、他の野菜よりも少し控えめに苦土石灰をまきます。
初めて畑を使う場合は1㎡あたり100g、すでに畑で育てたことがある場所では50gでOK。
ちなみに手で一握りとったときの重さは約30gになります。
苦土石灰はこちら↓
その後、肥料と堆肥を1週間以上空けてまいてくださいね!
牛糞堆肥は1㎡あたり1~1.5kg(3リットル)程度にしておきましょう。
ジャガイモ専用の肥料を使うと元気に育ちますよ!
こちらの商品だと1㎡あたり100gまいたらいいです。
効率よくまく方法はこちらを読むとわかります。↓

種芋の準備
ジャガイモは種芋から育てます。
食用ジャガイモだと病気になりやすかったり、発芽が遅かったりするので、種芋を購入するのがオススメです。
私も何度か収穫したジャガイモを使って栽培はしましたが、明らかに品質が安定しませんでした。
種芋はそれほど高くないので、安心して購入できますよ!
種芋を購入する量
種芋を購入する量はジャガイモを栽培する広さから決めます。
ジャガイモの間隔は30cm以上開けますが、芽かきなどの作業がやりにくくなるので、初心者には40cm開けることをオススメします。
例えば、5mの畑なら12~13個の種芋が必要です。
植え付けする種芋の重さは40~50gなので、種芋1kgを購入すると大体20個となるので、計画的に購入して無駄なく使いましょう!
もし購入するときにサイズを選べれるのならSサイズにすると、切る手間が省けます!
ジャガイモの生育をよくする浴光催芽(よっこうさいが)
浴光催芽とは、あらかじめ種芋から芽が出るように保管して、地上に芽が出るのを早める方法です。
植え付けの2週間前から、種芋を日光が当たる場所に置いて芽を出させます。
室温10~20℃の明るい場所で、夜は保温してあげると、元気に芽が出ますよ!

芽がこのように出てきたら植え付けします。
大きな種芋の切り方
もし大きな種芋しか手に入らなかったら、縦に切ってちょうどいいサイズにしましょう。
切り方は写真のように縦に置いて縦に切ります。

そうすると一筋の線が見えてきます。

これでも大きすぎる(80g以上)場合は横にも切ります。

写真のように芽が均等になると生長の差が少なくなります。
切った後は2~3日天日干しをして、切り口を乾かします。これで病気や腐敗を防げますよ!
時間がない場合は、切り口に草木灰や切り口保護材などを付けて植えます。
切ってそのまま植え付けてしまうと、切り口が腐ったり、病気になりやすくなったりします。
植え付け
種芋は、30~40cm間隔で溝に置き、上から土をかぶせるだけ。
クワや移植ごてで簡単に溝を掘ることができますよ!
私の場合は耕運機を使い、耕運してできた溝に種芋を置いていきます。

←溝
種芋を置く時は、だいたい等間隔になるようにすればいいので、靴で間隔を取って置いています。


土をかける時は足で押さえると楽ちんです。
種芋を置く時の向きは、「芽を上向きにして置く」をいうのが一般的ですが、どの向きにおいても栽培できます。
下向きの方が生長がいいと説明しているものもありますが、あまり違いは感じませんでした。
ジャガイモには水やりは必要ない
ジャガイモの水やりは、芽が出る前だけ少し必要ですが、芽が出たら水やりはほとんど不要。
過剰な水分は根腐れの原因になるので気を付けて!
まとめ
今回はジャガイモの栽培準備から植え付けまでをご紹介しました。
次回は収穫方法を詳しくお伝えしますので、お楽しみに!
ジャガイモ栽培、ぜひチャレンジしてみてくださいね!